硬い光、柔らかい光

YouTube でライティングについて素晴らしい動画を見つけたので紹介。

Understanding Light Qualities | Lighting 101 - YouTube

Hard (硬い光)vs. Soft (柔らかい光) と Diffused(拡散された光) vs. Specular (直接的な光*1)について触れられている。この動画の前半部分の硬い光と柔らかい光について書こうと思う。

硬い光とはハイライト*2とシャドウ*3のエッジがはっきりしているもの。晴れた日の太陽で作られる光が分かりやすい例。
柔らかい光とは、ハイライトとシャドウのエッジがなめらかなもの。

硬い光を作るには被写体に対して光源が小さくすればよく逆に柔らかい光は被写体に対して光源を大きくすればよい。"被写体に対して" という部分がとても大事。
例えばクリップオンストロボは人物に対して使うと被写体に対して小さな光源となり硬い光になってしまう。しかし、小さな虫などに対して使うと被写体に対して大きな光源となり柔らかい光となる。
また、被写体と光源までの距離が変われば光源の大きさも相対的に変わることになる。一番分かりやすい例が太陽で地球の100倍以上の大きさなのでとても大きな光源でもあるにもかかわらず地球から見ると点にしか見えないので実際は小さな光源であり硬い光となる。もし、水星で太陽の光を使って写真を撮れば地球で撮った時より柔らかい光で撮れるということになる。
同じ光源で柔らかい光を得ようと思ったら光源近づけるまたは光源に近づけばよいことになる。
もちろん、光源に近づくとその分光が強くなるということも考えなくてはならない。

このことを知ってるとライティングがより一層楽しくなる。

*1:うまい訳が思いつかなかった

*2:明るい部分

*3:暗い部分